2023年5月、毎日1度だけ便器が真っ赤になるくらいの血尿が5日間続いたことがきっかけで、腎臓ガンが見つかりました。その後、多くの人たちに繋いでいただいたご縁で理想の執刀医と出会い、現在は手術を終え経過観察中の身でございます。
このブログはタイトルにある通り私、山田の終活について書いたもの。
いつか来るエンディングに向けて、悔いが残らないために、笑って終われるように、生き方を見直そうと始めたブログです。
腎臓ガンとの 闘いの年表
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2023年5月22日
真っ赤な血尿が1回出る
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2023年5月23日
真っ赤な血尿が1回出る
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2023年5月24日
真っ赤な血尿が1回出る
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2023年5月25日
真っ赤な血尿が1回出る
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2023年5月26日
真っ赤な血尿が1回出る
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2023年?月?日
右側の腎臓に腫瘍が見つかる
5日間続く血尿を不審に思い、きせ泌尿器科・かんぽうクリニックを受診。
木瀬医師に、ものの数分で腫瘍を見つけてもらい、癌の可能性が非常に高いと言われる。大きな病院での検査を勧められ、桑名総合医療センター 小倉医師の紹介を受ける。
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2023年?月?日
地方の大きな病院でMRI検査
桑名総合医療センターにて尿検査・血液検査・MRI検査を行う。小倉医師の御厚意で、同月14日の手術枠を押さえて頂く。
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2023年?月?日
次は造影MRI
桑名総合医療センターにて造影MRI検査を行う。
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2023年?月?日
腎臓がんSTAGE3と宣告
腎臓がん確定。
1. がん腫瘍が4cmを超えていること
2. 血尿が出ていたことから尿管に腫瘍が侵入している可能性が高いこと
これら2点の要素からSTAGE3と宣告され、ガン腫瘍の有る右腎臓を『全摘出』するという提案を受ける。
今後の人生で子を産みたいことを伝えた上で、
腎臓が1つ無くなることのリスクを改めて教えて頂きたいこと、
全摘出以外の選択肢がないかを打診。次回の診察までに再検討頂くことになる。
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2023年?月?日
手術確定前に麻酔科 受診
手術確定前であったものの、押さえていた手術枠までタイトなスケジュールだったため、このタイミングで麻酔科を受診。全身麻酔のことなど細かく説明を受ける。
その後、小倉医師の診察時に全摘出による出産のリスクを伝えられた上で、『全摘出が妥当である』と改めて言われる。
現実を飲み込めず、14日の手術枠をキャンセル。
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転機 その1
『何を叶えてくれる医師に出合いたいのか』が明確になる
めちゃくちゃ身勝手なオーダーだけれど、
- 右側腎臓の全摘出はイヤ
- 子を育みたいから、出産するその時、その後まで面倒を見てほしい
この2点をできる限り叶えてくれる医師・病院を探すことを次のミッションとし、自分に課しました。
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2023年?月?日
画像診断のプロとの出会い
勤め先の御厚意で、ハイメディック名古屋で医療相談をすることに。
石口院長によるアドバイスは、
- 腎臓がんであることは間違いない
- ガン腫瘍のサイズ・血尿が出ていることからSTAGE3である可能性が極めて高い
- 日本におけるがん治療の基準(立研究開発法人国立がん研究センター)によると『腎臓の全摘出』が妥当な手術である
- 海外では将来性を重視し『腎臓の部分摘出』を行うという選択がある
以上4点。
ここで得られたのは『日本基準・海外基準』があるということ。これはインターネットでは見つけられなかった情報であった。
石口院長には、『私が出会いたい医師の条件』を伝え、藤田医科大学病院の住友教授を紹介頂くことに。
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2023年?月?日
医療都市 藤田医科大学病院
藤田医科大学病院にて、初めての診察を受ける。
住友教授には部分摘出を前向きにご検討いただけることになり、“部分摘出ができる状態か”を判断するため、検査を進めることに。
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2023年?月?日
3D-CT検査
「桑名医療センターで撮ってもらった画像もよく撮れてるけど、改めて撮らせて」ということで、3D-CT検査を実施。
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2023年?月?日
やっぱり大きいガン腫瘍
3D-CT検査の結果を経て、『ガン腫瘍が腎臓のどこにあるか』明確なる。(明確にサイズを言われたけど忘れた。4.3cm?とかそれくらい。)
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2023年?月?日
PET-CT検査
放射能を含む薬剤を用いる、核医学検査を受けることに。PET-CTを使う目的としては、ガンが他の臓器へ転移しているか確認するため。
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2023年?月?日
腎臓ガン T1aに変更
PET-CT検査の結果、
- がん細胞が3cmと小さくなった
- 他の臓器への転移が確認されなかった
以上2点から『腎臓ガンSTAGE1』に変更され、希望であった『腎臓の部分切除』が可能との最終決定がされる。8月31日に手術確定。七夕に軌跡起きた。
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2023年?月?日
入院前検査
これまでの検査結果を踏まえて、改めて今後の工程について説明を受ける。入院前の検査として血液検査・尿検査を行う。
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2023年?月?日
麻酔科 受診
『手術当日にどんな麻酔を使うか』について説明を受け同意。
その後、口腔外科による歯の状態チェック(全身麻酔中に人工呼吸器を体内に通すため、口をこじ開けるらしい)と、説明を受ける。
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2023年?月?日
診察 最終確認
麻酔科・口腔外科によるチェックを経て、住友教授から術式の説明を受け同意する。
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2023年?月?日
入院
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2023年?月?日
手術
17時に全身麻酔投入。
23時に手術終了。
何の問題もなく『腎臓の部分切除』をしてもらうことができた。
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2023年?月?日
退院
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2023年?月?日
術後1週間チェック
住友教授より、腎臓の機能数値が術後、変化が見られず“腎臓は問題なく機能している”とのことを伝えられる。
今まで通りの食生活を続けることができるらしい。
何という喜び。
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2023年?月?日
術後1ヶ月チェック
血液検査・尿検査を行う。検査結果から、“他の臓器への転移は今のところない”とのご判断を頂き喜びに満ち溢れる。
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2023年?月?日
術後3ヶ月チェックとCT検査
血液検査・尿検査、CT検査を受ける。検査結果は特に問題はなかったが、この日、執刀医との最後ということで、なんとも言葉にならない日になった。
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2024年?月?日
術後6ヶ月チェックとCT検査

4か月前のことを鮮明には覚えていないですが、診察ごとの領収書と当時のメモを見ながら、記憶をさかのぼって書いておりますので、細かいところはご容赦願います。
きせ泌尿器科・かんぽうクリニックの木瀬医師には、ものの数分で右側腎臓にある腫瘍を見つけて頂き、桑名総合医療センターの小倉医師に繋げて頂きました。
桑名総合医療センターの小倉医師には、無駄のない検査とまだ年齢的にも若い私に寄り添った言葉を使って頂き「右側の腎臓を諦められない」という私の我儘を飲み込んでくださいました。
また、ハイメディック名古屋の石口院長には“部分切除という選択もできるかもしれない”という希望の光を頂き、愛知県内でも有数なガン手術を行う藤田医科大学病院の住友教授にご縁を繋げていただきました。
癌が見つかった当初は勤め先の社長室で、社長の前でだけギャン泣きして、
大量に出た涙と鼻水は社長室に置いてきました。
泣きながら過ごしたのも数日のこと、
現実と死を自然と受け入れた後は、夫が困らないよう身の回りの整理整頓を着々とこなし、部下に仕事を引き継ぎ、入院。
数々のミラクルに見舞われ、多くの人に「お前は本当に徳が高いな」と言われましたが、ご先祖が積んだ徳にあやかっているだけだろうと思います。
南無阿弥陀仏、
南無阿弥陀仏。
自分に関わってくれる全ての方々に心からの感謝を。
そしていつも隣で支えてくれる夫に、最上級の「ありがとう」を。
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